世界の偉人を紹介します。

世界の偉人を紹介していきます。ゲーム理論、数学、ジョン・フォン・ノイマン、ガウス、ベートーヴェン、モーツァルト

グリゴリー・ペレルマン

グリゴリー・ヤコヴレヴィチ・ペレルマン(ригорий Яковлевич Перельман)

1966年6月13日 - は、ロシアの数学者である。ミレニアム懸賞問題の一つであるポアンカレ予想を解決した。

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学生時代、当時の最年少記録である16歳で国際数学オリンピックの出場権を獲得し、全問満点の金メダルを授与された。この時、物理学にも興味を持っており、その才能は当時の友人アレクサンドル・ガラバノフ曰く「もし国際物理オリンピックに出場していれば(国際数学オリンピックを優先するよう周囲から勧められていたため、国際物理オリンピックには出場しなかった)そちらでも満点(金メダル)を取っていたに違いありません」というほどのものだった。

 

ポアンカレ予想******

2006年度、ポアンカレ予想解決の貢献により「数学界のノーベル賞」と言われているフィールズ賞(幾何学への貢献とリッチ・フローの解析的かつ幾何的構造への革命的な洞察力に対して)を受賞したが、「自分の証明が正しければ賞は必要ない」として受賞を辞退した。フィールズ賞の辞退は彼が初めてである。ペレルマンは以前にも昇進や欧州の若手数学者に贈られる賞を辞退するなどした経緯があり、賞金に全く興味を示さなかったり、自分の論文をあまり公表したがらない性格でも知られていた。アメリカの雑誌の取材に対しては「有名になると何も言えなくなってしまう」と答えている。

 

現在******

現在は故郷で母親と共にわずかな貯金と母親の年金で細々と生活しているらしく消息は不明だが、ひそかにケーラー・アインシュタイン計量 (Einstein-Kähler metric) の存在問題に取り組んでおり、数学者としての研究はいまだ放棄していないと言われる。趣味はキノコ狩りとされ、人付き合いを嫌い、ほとんど人前に姿を見せない人物であるが、学生時代までは笑顔の絶えなかった少年として周囲から記憶されている。

 

鳥肌モノのイケメンさ。彼は、ポアンカレ予想解決したことによる、ミレニアム賞(副賞として100万ドル)授賞を辞退した。つまり、副賞を放棄したことになる。彼に与えられる賞金は数学界へ貢献するかたちで使われることになると発表された。

一気に彼のファンに成ってしまった。

彼には幸せでいてほしい。

彼に敬意を払って、この記事にはアフィリエイトリンクを貼らないことにする。

(もちろんノイマンを始め、アインシュタインチューリングなど記事を書いている人物に対して敬意を払っているが、彼は欲がないため、私もこの場は抑えておくことにする。)